Androidで楽しく学ぶJava入門(1) - はじめてのアプリ開発
本連載は「プログラミングって何?」という方を対象とした、Javaプログラミング入門講座です。他の入門講座と違うのは、Googleケータイ、Android を題材としていることです。せっかく学ぶなら、とにかく楽しい方が良いでしょう。自作のアプリを普段持ち歩くケータイで動かすことができたら楽しいものです。本連載で楽しくプログラミングを学びましょう。
楽しく学ぶケータイプログラミング
映画やドラマで見るハッカーはカッコいいものです。パソコンに向かって、すごいスピードでキーを叩き、厳重な施設の扉を勝手に開けたり、車や飛行機の操縦を乗っ取ったりして事件解決に貢献します。また、いくつもの大きなディスプレイに囲まれていて、すごいスピードで流れる情報を読み取ったり、そして、机の腕で手を組んで、時々、不気味に薄ら笑いを浮かべるなど・・・
あっ、ちょっと間違えました。ちょっと怪しい方向に行きそうになりましたが、とにかく、天才ハッカーに欠かせないもの、それはプログラミングです。プログラミングをマスターすれば、いろいろな処理をコンピューターで自動化して、人力では到底できないようなスゴイ事を成し遂げることができるかもしれません。
しかしながら、プログラミング言語の学習というのは、どちらかというと地味かもしれません。ひたすらトライ&エラーを繰り返し、プログラムの意味とその動きを理解する必要があります。そこで、ケータイアプリを作りながら、「楽しくプログラミングをマスターしよう!」というのがこの連載の目標です。毎回、ちょっとずつ、新しいことを覚えていきましょう。
自分で作ったプログラムを持ち歩いて、みんなに自慢にできるのは、なかなか気分の良いモノです。さっそく本連載でプログラミングを覚えましょう!
対象とする読者
- プログラミングって何?という方
- プログラミングはしたことないけど、Android のアプリ作ってみたい方
- 週末に簡単なプログラムを作って楽しく過ごしたい方
必要なもの
- 愛と勇気と忍耐力
- そこそこ新し目のパソコン
あったら楽しい物
- Androidが動く実機 (docomo HT-03Aとか)
Android について
さて、はじめに本連載で題材とする Android について、紹介しておきます。Android は携帯電話用のOS で、Google社が中心となり開発したものです。これが大きな話題になっているのは、Google発であること、そしてオープンソースで開発されていること、OSが無償で提供されることにあります。
実際に、Android が載っている携帯電話も docomo より発売されていますし、Android 搭載の音楽プレイヤーも発売されています。
Java について
そんな Android で動くアプリを開発するには、Java というプログラミング言語を使います。Java というのは、プログラミング言語の中でも利用率がダントツに高い言語です。
TIOBE Programming Community Indexの2009年10月の統計を見ても、2005年以降ずっとトップを走っているのが分かります。
ですから、プログラミング言語の中でも、Java を学んでおけば安心なんです。移り変わりの早いIT業界といえど、Java が完全になくなることはないでしょう。(ランキングにC言語が居座り続けているように。)
また、Java が良いのは、Eclipse という超高機能な開発環境が無償で提供されているという点もあげることができます。Eclipseの何がすごいのかと言うと、先頭の何文字かを入力すると、続きを予想して選択肢を表示してくれる補完機能とか、プロジェクトを管理する機能とか、プログラムをするときに便利な機能がいっぱい詰まっているところにあります。
プログラミングを始める前の準備(開発環境のインストール)
Javaでプログラミングを始めるときには、まずEclipseをインストールするところからはじめる必要があります。そして、本連載では、Android の開発を行いますので、Eclipse に加えて、Andorid SDK を追加します。
2つも一気にインストールするので、ちょっと面倒くさいですが、これから始まる楽しいプログラミングライフに期待をふくらませてインストールを行ってみてください。
インストールに関しては、画像付きの分かりやすい解説が他のサイトにありますので、そちらを参考にしてみてください。
- (1) Eclipse のインストール
- (2) Android SDK のインストール
- http://www.hakkaku.net/articles/20090622-470
- 上記、手順8くらいまで実行できればOKです
インストールが終わったらこのページに戻ってきて、続きを楽しんで下さいネ。
参考:実機でプログラムを実行する方法
もし、Android の実機 HT-03A を持っているなら、下記のページを見て、実機デバッグの方法なども確認しておくと良いでしょう。(とにかく、USBドライバの問題さえクリアしてしまえば、問題なくスムーズに実機で実行できます!)
- docomo HT-03A を入手~実機で Android アプリを動かしてみよう
※「HT-03A USBドライバ」で検索してみると、回避策が他にも見つかります。
テストプログラムを作ろう!
それでは、今回は、簡単なテストプログラムを作って、プログラミングの雰囲気を味わっておきましょう。とりあえず、今のところは、手順に沿って Eclipse を操作してみましょう。
手順(1)Eclipse を起動する
まずは、Eclipse を起動してみて下さい。
手順(2)メニューからプロジェクト作成する
そして、新規プロジェクトを作成します。メインメニューから、[File > New > Project…] をクリックします。
続いて、次の図にあるように、Android Project を選択して [Next]ボタンをクリックします。
手順(3)Test01プロジェクトを設定する
[New Android Project]のダイアログが出ますので、ここにプロジェクトの設定を記入します。
設定の内容は以下のようにします。
| Project Name | Test01 |
|---|---|
| Contents | Create new project in workspace をチェック |
| Build Target | Android 1.5 をチェック |
そして、Properties を次のようにします。
| Application name | Test01 |
|---|---|
| Package name | com.example.Test01 |
| Create Activity | チェックして、Test01 を入力 |
| Min SDK Version | 3 |
そして、記入できたら、[Finish]ボタンをクリックします。
手順(4)とりあえず実行してみる
ここまでの手順で、プロジェクトのひな形ができていますので、実行できるかどうか試してみましょう。
はじめての実行の場合は、Androidのエミュレータの設定を行う必要があるでしょう。以下の図にあるように、AVDマネージャのボタンをクリックします。
そして、新規デバイスを作成します。
次のように入力して[Create AVD]のボタンをクリックしましょう。
| Name | TestDevice |
|---|---|
| Target | Android 1.5 - 1.5 |
| SDCard | 64M |
| Skin | Default (HVGA) |
プログラムを実行するには、虫のマークのアイコンをクリックします。
そして、[Android Application]を選んで[OK]をクリックします。
以下のような画面が出たらOKです。
手順(5)メインプログラムを書き換えてみる
それでは、ひな形に少し手を入れてみましょう。画面左側の Package Explorer から、Test01 > src > com.example.Test01 > Test01.java を選んでダブルクリックします。
すると、メイン画面に、Test01.java の内容が表示されます。そこで、ここに表示されたプログラムの一部を書き換えます。
変更前:
public class Test01 extends Activity {
/** Called when the activity is first created. */
@Override
public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.main);
}
}
変更後:
public class Test01 extends Activity {
/** Called when the activity is first created. */
@Override
public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.main);
// 以下を追加 --->
android.app.AlertDialog.Builder dlg;
dlg = new android.app.AlertDialog.Builder(this);
dlg.setTitle("挨拶");
dlg.setMessage("こんにちは!");
dlg.show();
// <--- ここまで
}
}
手順(6)再び実行してみる
再び、画面上部にある虫のアイコンをクリックしてみましょう。そして、[Android Application]をクリックすると、エミュレータに「こんにちは!」というメッセージが表示されます。
プログラムを5行追加することで、挨拶のメッセージを表示するようになりました。
まとめ
今回は、入門講座の導入部分として、簡単なプロジェクトを作るところまで紹介しました。ここでは、プログラミングというより、Eclipse の使い方を覚えるという部分が中心でした。楽しくプログラミングするためには、Eclipse の使い方をある程度覚えておく必要があるのです。
プログラミングは実際に手を動かして挑戦してみることが大切です。ぜひ、面倒くさがらず挑戦してみてください!!
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Android で再開する Java プログラミング シリーズがありますが、
1.そちらは終了ですか?
2.そちらとこちらの違いは?
Posted by Taka | 2009年10月19日 08:09
takaさま、コメントありがとうございます。
とりあえず、シリーズを変えて、再出発です。今後ともよろしくお願いします。
Posted by クジラ飛行机 | 2009年10月19日 15:37