日本語で覚えるプログラミング(2) - なでしこで誰でも簡単プログラマー
前回、プログラミングができると嬉しい3つの理由について考えてみました。身近な仕事を自動化できたり、問題解決能力を伸ばしたり、プログラミングの楽しさについて考えてみました。さて、今回は、なでしこを使って、はじめのプログラミングに挑戦してみたいと思います。
なでしこで誰でも簡単プログラマー
私が開発した「なでしこ」は日本語プログラミング言語です。プログラミングに親しんでもらうのにぴったりのプログラミング言語です。プログラミングが難しいと思っている人にぜひ使ってもらいたい言語です。
これは、2004年にIPA未踏ユースの支援を受けて開発したもので、「なでしこで誰でも簡単プログラマー」という目標を掲げて開発をはじめました。日本語をベースとしたプログラミング言語となっているので、プログラムが全部日本語で、はじめての人でも違和感なく挑戦することができるようになっています。
日本語プログラミングに加えて、身の回り雑務を片付けるための強力なライブラリが豊富に用意されているのも魅力の1つです。原稿執筆時点のバージョン1.5071では、組み込み命令が1200個以上利用できます。グラフィックスからネットワーク、文字列処理に至るまで、数多くの命令を利用することができます。
なでしこをダウンロードしよう!
なでしこは、以下のURLより誰でも無料でダウンロードしてご利用いただけます。
- 日本語プログラミング言語「なでしこ」のページ
- http://nadesi.com/
ダウンロードは、ページ左上の「ダウンロード」のボタンをクリックすると、ダウンロードのページが表示されます。ZIP版と実行ファイル(EXE版)が用意されています。もし、抵抗がないのでしなら、EXE版を利用すると手軽にインストールが行えます。
ファイルをダウンロードしたら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。すると、ファイルが展開されてインストーラーが起動します。(Windows Vista の場合は、ユーザーアカウント制御の画面が表示されますが、許可をクリックして処理を続行します。)
サンプルプログラムを実行してみよう
なでしこには、開発用エディタが付属しています。まずは、スタートメニューからなでしこエディタを起動しましょう。[スタートメニュー] > [すべてのプログラム] > [日本語プログラミング言語「なでしこ」]と進んでいくと「なでしこエディタ」が見つかるでしょう。
以下は、起動したところです。この開発用のエディタは、意外と多くの機能が備わっているので重宝すると思います。
それでは、なでしこに付属しているサンプルを実行してみたいと思います。サンプルは、なでしこエディタのメインメニューの[ファイル] > [サンプルフォルダを開く]をクリックするとサンプルの一覧を表示することができます。
いろいろなサンプルがありますが、まずは、ゲームのフォルダを開いて「トランプ-七並べ.nako」など、適当に遊んでみてください。なでしこスクリプトのアイコンをダブルクリックするとプログラムを実行することができます。
いろいろなサンプルを実行してみると、なでしこでどんなことができるのか体験してみることができます。
プログラムの内容を見てみたいときは、なでしこスクリプトのアイコンを右クリックして、ポップアップメニューから[編集]をクリックすると、なでしこエディタでプログラムの内容を見ることができます。
簡単なプログラムを作ってみよう
ひとしきりサンプルプログラムで遊んでみたら、簡単なプログラムを作ってみましょう。
(1)プログラムを書く
なでしこエディタを起動して、以下のプログラムを書いてみましょう。以下のプログラムが一番簡単なプログラムです。
「こんにちは」と言う。
(2)プログラムを実行する
なでしこエディタの画面上部にある三角の実行ボタンをクリックするか、[F5]キーを押すとプログラムが実行されます。以下のようなダイアログが表示されたら、プログラムが正しく動いたことになります。
プログラムの仕組みを考察してみる
先ほどみたプログラムは一番簡単なものです。しかし、これは、なでしこの一番基本的な文法を備えています。もう一度、プログラムを見てみましょう。
「こんにちは」と言う。
分かりやすく、分かち書きしてみます。
- 「こんにちは」
- と
- 言う。
これは文法的にみると「xxとxxする」(目的語+動詞)の形となっています。なでしこでのプログラミングは、ほとんどがこの形になっています。
例えば、マイドキュメントのフォルダを開くプログラムは、以下のようになります。
マイドキュメントを起動する。
このプログラムも、先ほどと同じ形になっています。なでしこは「プログラミング言語」なので、自然な日本語をそのまま実行してくれるわけではありません。なでしこの文法規則に従ってプログラムを作る必要があります。
なでしこでの単語の句切れは、「を」とか「と」、「から」とか「まで」のような、助詞区切りとなっています。そのため、この後も助詞に注目してプログラムを見てみてください。
ここまでのまとめ
以上、今回は、なでしこのインストールから、簡単なプログラムを作るところまでを紹介してみました。次回は、もう少しなでしこの命令を利用したプログラムを作ってみようと思います。お楽しみに!!
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