未踏ソフトウェア創造事業体験記(3) - 開発編
中間成果報告会
2007/4/27 に、中間成果報告会を行いました。中間成果報告会は外部からは人を呼ばず(呼ぶ場合もあります。)に、内々で行うマイルストーン的な進捗報告会です。この会の目的は二つあります。ひとつは、成果報告に向けてどれだけリスクがつぶされているのかを確認することです。(このため、千葉 PM にはこのタイミングで動作するデモを見せることを要求されました。)もうひとつは、成果報告会でどのようなことを発表するのかイメージすることです。構成は、30 分プレゼン(デモ)、30 分ディスカッションでした。
私はトップバッターとして発表しました。30 分のディスカッションといっても、発表内容に対して PM やほかの採択者が次々と入れてくるツッコミをひたすら返し続ける感じで、私はほとんどサンドバックと化していました。主なツッコミは二点。一つは、「モデリングが必要なのかよくわからない」というものです。もちろんネタですが、開発は vi と gcc だけで上等とモデリング不要論まで出ました。もう一つは、「モデリング言語を設計できる意味が聞き手に伝わりにくい」というものです。
また、千葉 PM からは「すべての機能が 60% の出来だと、お客さんから『正式版をリリースしたら教えてください』とスルーされてしまうので、何かひとつでもいいから突き抜けてください」というような主旨のことを指摘されました。これらの指摘をもとに、未踏の開発をどのように終わらせるのか、成果報告会はどのような内容で発表するのか決めます。私は、成果報告会では「コミュニケーションとしてのモデリング」に重点を置いて発表することを基本方針にしました。その発表に納得感を与える機能をを未踏期間中に実装すると決めました。
未踏開発期間中の憂さ晴らし? 八角研究所にお邪魔した
未踏の醍醐味は人との出会いです。関係者だけでも、有力なエンジニア数十人に会える機会があるというのは実にすばらしいことです。八角さんにも未踏の採択者がおり、プロ管(開発者に代わって契約管理などを行ってくれる方々)をお願いしていることもあり、未踏開発期間中は割と頻繁にお邪魔しました。
お邪魔する目的は未踏関係の打ち合わせなのですが、そのあと八角さんのオフィスで飲んだりしていました。中国(それもシルクロードとか)に長期間滞在していた人とかもいて、話を聞くと面白いことこの上ありません。私も前職では中国オフショアをやっていたので、話が盛り上がっていつの間にか一晩中なんてこともありました。もちろん、技術談義も大いに盛り上がりました。(テクニカルライターとして活躍されている shiraishi さんにお会いしたのも八角さんの紹介でした。初対面だったのに夜通し飲んでしまいました。^^;)
八角さんには一人作業をしている私を気を使っていただいた面もあるとは思うのですが、未踏開発期間中は個人作業になるので、煮詰まると出口がありません。ですから、こういう息抜きが大切なんですね。
さて、中間成果報告会が終わると、いよいよ成果報告会の準備が始まります。次回は、最終成果報告会に向けて何をしたのか紹介します。
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