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未踏ソフトウェア創造事業体験記(3) - 開発編

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どうも、あかさたです。未踏ソフトウェア創造事業体験記(3) - 開発編です。前回は未踏採択されてから開発に入るまでの準備期間を紹介しました。今回は開発期間中に何をしていたのかを紹介します。

開発準備

私が未踏の開発に着手できたのは 2007 年 2 月からです。開発にあたって、まず最初に行ったのは作業環境の整備です。作業環境は、会社にいれば黙っていても与えられるものですが、自宅で作業する場合にはそういうわけにもいきません。社会人になってから約 4 年、自分の部屋の片付けをまともにやったことがなく、とても仕事が開始できる状態ではありませんでした。始まる前からいきなり山場が来てしまいました。意外と自宅で未踏の作業をする人は私と同じような目に合っている人も多いのではないでしょうか?

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現在の開発用机周辺

この業界には自分の作業環境にこだわる人は多いと思いますが、私もご多分にもれずかなりこだわってしまいました。変更内容をかいつまんで説明すると、(1) 大きな机の購入、(2) デュアルディスプレイ化、(3) メモリの強化(1GB → 3GB)、(4) 静音電源の購入、(5) ノート PC の購入、という感じです。結局結構な大作業になってしまい、段ボール 10 箱分くらいものを捨てたと思います。これから自宅で仕事をする人は、作業環境の整備にかかる時間を計算するようにしてください。私は合計すると 3 ~ 4 日かかりました。。。

開発の模様

開発環境の準備が終わると、ようやく開発が始まります。私の未踏期間中の一日は、(1) 朝起きる(6 時 ~ 10 時)、(2) タスクを抜き出す、(3) タスクを優先順位に応じて並び替える、(4) ひたすら実装する(19 時くらいには作業終了)、という感じでした。月末(しばしば月初になりましたが)には、メールで PM に進捗を報告し、一カ月半に一度くらい 千葉 PM および千葉 PM 配下の採択者全員が顔を合わせて進捗ミーティングを行いました。

進捗ミーティングは、細かい一つ一つの開発進捗を確認するというよりは、PM の視点から高リスクになっている項目を集中的に確認するという感じでした。あとは、食事をしながら未踏でどのような成果を仕上げて、どのような成果報告会をするのかということを話し合いました。千葉 PM の未踏マネジメント(?)の特徴としては、個々のプロジェクトにはそれほど深入りしませんが、高リスクの項目をコントロールし、開発者それぞれにゴールを明確にイメージさせるということがあるようです。プロジェクトマネジメントの基本ですかね。

そして、マイルストーン的な意味合いで、「中間成果報告会」と「最終成果報告会」があります。最終成果報告会は次回触れるとして、今回は中間成果報告会について触れてみます。

コラム - 「くそエディタ」の立ち上げ方

未踏で一人で作業をする場合は、モチベーションの維持管理が非常に難しくなります。少し気を抜くとすぐにさぼってしまいます。未踏とは関係ありませんが、Joel on Software - 射撃しつつ前進にて、作業をするモチベーションが出てこない日について触れられています。この記事では、とにかく毎日「くそエディタ」を起動して少しでもいいから毎日前進する必要があると述べています。(私はこの記事の「くそエディタを立ち上げる」という表現が気に入っています。)未踏でも、成果を出したいのなら「くそエディタ」を立ち上げてひたすら前に進むしかないのです。

私がやっている「くそエディタ」の立ち上げ方は簡単です。Windows XP/Vista で実践している方法です。それは、「スタートアップに今使用しているエディタもしくは IDE を登録する」だけです。これだけで、PC を起動した瞬間に「くそエディタ」が立ち上がり、プログラミングを開始することができます。ブラウザは起動しないでください。ブラウザを起動すると、ニコニコ動画を見にいってしまうかもしれませんから。

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執筆者紹介

あかさた

あかさた

未踏(2006年度下期)でWeb上で動作するモデリング環境 Kodougu の開発をしてました。こちらでもブログを書いています。

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