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未踏ソフトウェア創造事業体験記(1) - 提案編 はてなブックマーク数 このエントリーをブックマークに追加

提案書の作成

未踏では、A4 10 枚くらいの提案書と、短い提案概要を提出します。提案内容を審査するのは IPA が選んだ PM(10 人くらい)です。提案者は応募時に PM を選ぶことができます。となると、問題になるのは、どの PM に提案書を出すかです。私が基準にしたのは、開発テーマとの相性と、成果の見えやすさです。

PM は 10 人くらいしかいないので、開発テーマと完全にマッチングする PM を見つけることは非常に難しいです。というか無理です。ただ、PM はあくまで PM であり、たとえば大学の研究の指導教官というわけでもありません。その辺の違いを理解しておけば、誰に出せばいいのかを決めるのはそれほど難しくはないでしょう。また、未踏はその成果が見えにくいので、成果を積極的に公開する意欲をもった PM を探したいと考えていました。

私の場合は、この条件にあてはまるのが東工大の千葉先生でした。千葉 PM の成果報告会は大々的に人を集めて行われるので、ほかの未踏プロジェクトよりも成果を広めやすいというメリットもあります。もっとも、千葉 PM はサドっけがあるらしいので、そこだけはちょっと不安でしたが。(^^;

提案書は PM が指示した形式に沿って記述しますが、それ以外に私は以下の点を注意して提案書を作成しました。これは、仕事で提案をするときとあまり変わりありません。

  • これまで何ができなかったのか
  • この提案によって何ができるようになるのか
  • どういうメリットがあるのか
  • どこにニーズがあるのか
  • どういう技術を使ってどういうソフトウェアを作るのか
    (実現可能性に関する技術的な問題点をクリアできることをアピール)
  • どのような開発上のリスクが考えられるのか
  • 提案者はなぜこの提案を実現できるのか
    (提案者にスキルはあるのか、開発計画は適切か)

未踏スケジュール

提案書に含めたスケジュール

私は迂闊にも提案書の締め切りを把握していなかったので、ギリギリに作成して提出することになってしまいました。(そのおかげで変に考え込まなくてかえって良かった可能性はありますが。。。)もし、読者の方が応募する場合は、時間の余裕をちゃんと見るようにしてください。応募には電子申請を使うのですが、これが以外と時間がかかります。

面接

提案書を提出して数週間後(公募締め切り三週間後くらい)に、面接の通知がありました。私は知らなかったのですが、某巨大掲示板によると、未踏に応募すると、面接があるというのは割とよく知られていることだったようです。ちょうど仕事が立て込んでいるときだったので、大変あわてた記憶があります。

それでも、プロトタイプと 10 分程度のプレゼンを準備して、面接に臨みました。PM と一対一です。前日、前々日睡眠時間 2 時間。ナチュラルハイというより、ほとんどラリっていました。どれくらいおかしかったのかというと、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれて、「アスペクト指向についてですが」って質問した位です。かなり時間が押していたので、速攻で面接部屋から追い出されました。

面接では、提案書とプレゼンの内容でわかりにくかった点、プロジェクトを実施する環境や必要な時間をどのように確保するのかを 質問されました。これは別の人から聞いた話ですが、未踏の面接は提案内容と、その人がプロジェクトを遂行することができるかどうかを確認するためのものということです。実際、面接時間はそれほど長くありません(30 分程度)。

そう思うと、我ながら危険な状態で面接に臨んだものです。。。

採択通知

面接から三週間くらいして、採択通知がやってきました。採択通知が来たときは、「受かって当然」という思いと「まさか受かるとは思わなかった」という思いとが交錯した記憶があります。応募するからには、当然通すつもりで応募していましたが、実際に採択されるとなると違うものです。採択を知らせるメールがあってから、紙ベースの採択通知書が来るまで一か月近くかかったので、非常にやきもきしました。

「まさか、ドッキリ?」

紙の採択通知には採択理由も書かれており非常に親切でした。さて、採択はうれしいものですが、それは始まりでしかありません。次回は、八角研究所の皆さんを合うきっかけになった、契約説明会、キックオフミーティング、そして開発に入る前の準備に何をしたのかを紹介します。

それでは、また。

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株式会社八角研究所のWEBサイトですよー。 いろんなものを創り出すことのできる環境をコツコツ構築中。 いったい、いつになったらできるのか。 この技術情報サイトもそのための活動の一環のつもり。

執筆者紹介

あかさた

あかさた

未踏(2006年度下期)でWeb上で動作するモデリング環境 Kodougu の開発をしてました。こちらでもブログを書いています。

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初めまして。
八角研究所社員の佐々木と申します。

「Kodougu」、いいですね!
UMLをweb上でモデリング出来るようになれば、情報共有に多大な影響を与えるのではと思いました。

これからの記事も楽しみにしております。

はじめまして、コメントありがとうございます!
UML だけではなく様々なモデリング言語をウェブというコミュニケーションの「場」の上に載せられたらと考えています。あるいはマインドマップとかモデリング言語と呼べないようなものもサポートしていきたいですね。

実は先日八角さんに伺ったときにお酒を飲みながらマインドマップを実装しました。近いうちに公開しようと思っていますが、そういう話もこのブログで紹介できたらいいですね。

>これからの記事も楽しみにしております。

ぜひ、よろしくお願いします!